手足の痺れで書けなかった記事です
森下卓九段は私が将棋を覚えた頃A級リーグに在籍しているスーパースターでした
ひふみん(加藤一二三九段)とA級リーグ最終戦で対戦していて、何となく怖い表情したおっさんだな~というのが第一印象です
この間、盤寿の名人戦に森下九段が登場しました
1995年に挑戦者になり、その年は阪神淡路大震災、オウム真理教の地下鉄サリン事件があり、異様な雰囲気だと言っていました
一方で、WindowsのOSが出てきて、ネット時代到来といった明るいニュースもあったと思います
名人戦で羽生名人(当時)との技術、メンタルの差を思い知ったと言っています
森下九段は凄く、飾らないといいますか、素直に答えているといいますか、非常に好感を持てる返答をしてくれます
将棋会館の解説会で、握手したことがあるのですが、非常に礼儀正しい人です
私はプレーヤーとしての森下九段というよりも、解説者としての森下九段が大好きです
多分、森下九段の解説を2000回はリピートして観てると思います
森下九段は昔の感覚が抜けず、自虐的に自分のことを旧式と言って笑っています
修業時代に定跡書を穴が開くほど見て勉強し、たくさんの先輩たちの記録を取って強くなったのです
森下九段は、忍耐を鍛えるということも大事だと言っています
賛否ありますが、こういう勉強は効率が悪いという意見があります
AIもあるし、電子書籍もあるし、棋譜の中継もあるんだから、それ使わない手はないでしょって感じです
どっちが良いとか悪いとか私にはわかりません
自分に合った方法を見つけるのが一番ですが、あえて効率の悪いやり方を試してみるのもいいかもしれませんね
コメント